基本情報
informații de bază
1.通信社
agenție de știri
AGERPRES (アジェルプレス)
1889年に「ルーマニア電報通信社」として設立されたルーマニア最古の国営通信社。「Agenția Națională de Presă」。
第一次世界大戦中はドイツのブカレスト(南部に位置するルーマニアの首都)占領によって一時的に中断された後、ドイツ敗戦後に再開。大戦中はソ連の影響下に置かれ(ルーマニアは衛星国であり、構成国ではない)、政府の協賛機関となるも1989年の「ルーマニア革命」によって自律的な公共機関となる。
国内・国際社会全般を扱っている。幅広いジャンルのルポルタージュも掲載しており、読み物としても楽しめる。
2.新聞社
ziar
Adevărul (アデヴァルル)
1871年にヤシ(ルーマニア北東部の都市)で創刊されたルーマニア最古の新聞の一つ。非常に長い歴史を持ち、現在も主要な新聞社の一つ。
網羅的に広範なトピックをカバーしており、外国の目線で報道もしている。またリアルタイムで記事の閲覧者数が見られるなどの機能もある。
「Adevărul」は「真実」を意味する。
Evenimentul Zilei (エヴェニメントゥル・ズィレイ)
直訳すると「その日の出来事」。通称evz(エー・ヴェ・ゼット)。1989年のルーマニア革命を経て言論の自由が拡大される中1992年に創刊された。
タブロイド紙(やや小型の新聞紙で大衆向けのものが多い)として政治スキャンダルなどを中心としていたが、後に本格路線へと移行。現在でも記事の書き方にややその名残が見られるが、ルーマニアの主要な報道機関の一つ。
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Ziarul Financiar (ジアールル・フィナンチャー)
直訳すると「金融新聞」。ルーマニア革命後、段階的なプロセスを経て市場経済へ移行する中で1998年に設立された。経済・金融に特化した日刊紙。イギリスの「Financial Times」誌の様な立ち位置で、インターフェスにもその影響が見られる。厳格な有料購読モデルを採用しているケースが多い経済誌の中では、無料の記事が多い。
・無料で読める記事が多い
3.オンラインメディア
media online
HotNews (ホットニュース)
1999年に汚職事件の調査を目的に金融ジャーナリストのグループによって設立された「RevistaPresei.ro」というニュースサイトに始まる、ルーマニアで最も信頼され、影響力のある独立系オンラインメディアの一つ。
政治、経済、社会、国際ニュースと幅広く扱っているが、特に教育やヘルスケア、子供の心身といったトピックに力を注いでいる。科学系のトピックも要点を抑えよくまとまっていて読みやすい。
Gândul (ガンドゥル)
2005年に創刊が開始され2011年に完全オンライン版へと移行したルーマニアのニュースサイト。国内・国際問わず政治系のトピックに特に力を入れており、幅広いニーズに応えるというよりは、より本質的な話題を扱おうという姿勢が窺える。
「Gândul」はルーマニア語で「思考」、「考え」、「思索」を表す。
Aktual24(アクチュアル)
2010年代に設立されたオンライン専門のニュースサイト。
速報性と一般ニュースに重点を置き、主流メディアとはやや異なる視点から報じる傾向があり、問題の要点を突いた率直な記事が多い。
2022年にはルーマニア政府から一時ブロックされたこともある。
「Aktual(アクチュアル)」は、ルーマニア語で「現在の」「最新の」「時事の」。
4.放送局
emisie
TVR (ルーマニア国営テレビ)
1956年に設立されたルーマニアの公共サービス放送局。
1989年の「ルーマニア革命」では、当時のチャウシェスク政権(東欧における共産主義独裁政権の中で、唯一処刑された最高指導者)の打倒に際し、TVRの建物は革命家たちに占拠され、国民に向けて政権崩壊の様子が生中継された。これにより、TVRは革命の象徴的な場所となった。
ニュース専用チャンネル:TVRinfo。
Digi24 (ディジ24)
RCS & RDS(大手通信事業者)が運営するニュース専門チャンネル。詳細な報道と分析に強みがあり、視聴者からの評価も高い。またニュース専用チャンネルはないが、ルーマニアで最も視聴されている商業テレビ局として『Pro TV (プロ・テーヴェー)』と『Antena 1 (アンテナ・ウヌ)』などが挙げられる。
