基本情報
información básica
1.通信社
agencia de noticias
Agencia EFE (エフェ通信)
1939年に”スペイン内戦”に勝利したフランコ政権下で、当時スペイン国内に存在した通信社を統合して設立された。
スペイン内戦は、国家主義を掲げる将軍フランシスコ・フランコが、選挙で勝利した”人民戦線(共和主義者、共産主義者、社会主義者など左派勢力)”に対して起こしたクーデーターから始まった。最終的には、フランコ将軍の死後、後継者ファン・カルロス一世が民主主義への移行を宣言したことによって終焉を迎える(1975年)。EFEは現在でも、スペイン政府の監督下にあるが、独立した報道機関を目指しており、スペイン語圏に本拠を置く通信社のうち最大の通信社として、国内外の多くのメディアに利用されている。
またスペイン語は20ヵ国以上で用いられ世界で5億人の人々に話されている、国連の公用語でもある。
Europa Press (エウロパ・プレス)
1953年設立の、スペインの主要な民間通信社の一つ。政治、経済、社会、地域ニュースなど、多岐にわたる分野の情報をリアルタイムで配信している。EFEと並び、スペインのメディアにとって重要な情報源であり、特に速報性や詳細な地域ニュースに強みを持っている。
Servimedia (セルビメディア)
1989年設立の、社会的テーマに特化したユニークな通信社。特に、障害者、高齢者、社会的排除といった人権や社会福祉に関するニュースに焦点を当てている。スペインの「ONCE財団」(スペイン国立盲人協会が運営する組織)が所有。
Servimediaは英語でServicemedia(サービスメディア)。
2.新聞社
periódico
El País (エル・パイス)
フランコ政権が崩壊した翌年1976年に創刊された。スペイン最大の販売部数を誇る中道左派寄りの全国紙。民主化以降のスペインの歴史と共に成長し、影響力の高い日刊紙として、ラテンアメリカなどスペイン語圏全体で読まれている。有料購読モデルを採用しているが、主要な記事であっても、イデオロギーに関する場合はあえて無料にする傾向がある。
El は英語の 「the」、País は「country」 にあたる。
・無料で読める記事が多い
・コメント機能(Google翻訳)
El Mundo (エル・ムンド)
1989年に創刊されたスペインを代表する中道右派寄りの全国紙。El Mundoは英語で「The World」。調査報道や批判的な論調で知られ、特に汚職などのスキャンダル、社会労働党に対しては強い姿勢を取る。
・無料で読める記事が多い
・コメント機能
ABC (アベセ)
1903年に創刊されたスペインで最も歴史のある新聞の一つ。伝統的な価値観を重視し、王室支持の論調が特徴。カトリック教会との関係も深い。”ABC”とは最も基本的なもののことで、『レ・ミゼラブル』に登場する青年同士の秘密結社”ABCの友”とは特に関係がない。
・主要な記事は基本的に有料
・コメント機能(購読者限定)
La Vanguardia (ラ・バングアルディア)
1881年創刊されたスペイン第二の都市バルセロナを拠点とする主要な新聞。「ABC」よりも長い歴史を持つ。カタルーニャ州(スペイン北東部に位置し、バルセロナを州都とする)において最も読まれている。中道寄りの論調で、スペイン語版とカタルーニャ語版を発行しているが、カタルーニャ独立問題に対しても比較的バランスの取れた報道を心がけている。La Vanguardiaはスペイン語で、「前衛」「先駆者」「最前線」。
・無料で読める記事が多い
・:コメント機能(購読者限定)
La Razón (ラ・ラソン)
1998年創刊。比較的新しい強固な保守派の論調で知られる全国紙。特に国民党(PP)寄りの報道が多い傾向がある。政治、社会問題に関する意見記事が多く、特定の政治的アジェンダを積極的に推進する姿勢が見られる。La Razón は「道理」、「理性」、「理由」を意味する。
・無料で読める記事が多い
・コメント機能(購読者限定)
3.オンラインメディア
medios en línea
elDiario.es (エル・ディアリオ・プント・エス)
2012年に設立されたオンライン専業ニュースサイト。左派寄りの論調で、特に社会問題、政治の透明性、不平等などに焦点を当てた調査報道や分析記事に定評がある。El Diarioは英語で「The Diary」。
・無料で読める記事が多い
・コメント機能
20 minutos (ベインテ・ミヌートス)
もともと無料の夕刊紙として始まったメディアのオンライン版。短く簡潔な記事が多く、幅広い層にアピールしている。政治、社会、エンターテイメント、スポーツなど多岐にわたるニュースを速報性重視で提供しており、スペインで最もアクセス数の多いニュースサイトの一つ。
Público (プブリコ)
2007年に日刊紙として創刊され、2012年に紙媒体が休刊して以降、オンライン専業メディアとして活動している。非常に左寄りの論調で、労働者の権利、社会正義、反緊縮政策などを支持する報道が特徴。Públicoはスペイン語やポルトガル語で「公共の」。
・無料で読める記事が多い
・コメント機能(購読者限定)
ECOTICIAS
スペインに本拠を置く環境・エコロジー系のオンラインメディア。地球環境や生き物の神秘などに焦点をあてたトピックが中心的である。スッキリとした見やすいレイアウトが印象的。また更新頻度もそれなりに高い。
4.放送局
emisora
Radiotelevisión Española (ラディオテレビスィオン・エスパニョーラ)
スペインの国営公共放送グループ。複数のテレビチャンネル(La 1, La 2, Teledeporte, 24 horasなど)とラジオチャンネル(Radio Nacional de España – RNE)を運営している。政府からの資金と国民の税金で運営されており、公共的使命を負っている。政治的中立を標榜しているが、政府からの影響が指摘されることもある。
Antena 3 (アンテナ・トレス)
最も視聴率の高い民間チャンネルの一つで、ニュース、ドラマ、エンターテイメント番組、リアリティショーなどで人気がある。
laSexta (ラ・セクスタ)
政治討論番組、調査報道、ユーモアを交えたニュース番組に強みを持っている。自由主義的・批判的な視点・論調が特徴。比較的若い視聴者層に人気がある。
Cuatro (クアトロ)
イタリアのメディア大手Mediasetの傘下にある、スペインの主要な民間メディアグループ。
