西アジア(中東) ‐ カタール

基本情報

首都:ドーハ
人口: 約270万人(2024年時点)

1.通信社

QNA (カタール通信社)

1975年に設立されたカタール政府直轄の国営通信社(Qatar News Agency)。1971年にカタールがイギリスの保護領から独立(1971年)し、石油資源による経済的繁栄を迎える中で誕生した。完全に政府の管理下にあり、特に政府の公式発表や政策を伝える上で重要な情報源となっている。

2.新聞社

Gulf Times (ガルフ・タイムズ)

1978年に設立されたカタールで最初の日刊英字新聞。カタールが急速な近代化と国際化を進める中で、国内に滞在する外国人コミュニティや国際的なビジネス関係者への情報提供の必要性が高まったことを背景に設立された。
「ガルフ」は英語で「湾岸」を意味する。民間企業である「Dar Al Sharq(”東の家”という意味の複数のメディアを所有するカタールの企業)」によって運営されているが、カタールのメディア法に基づき政府の監督下にある。

Al Sharq (アル・シャルク)

1987年に創刊されたカタールの日刊アラビア語新聞。石油・ガス資源によって経済が急速に発展する中で、カタール国内の言論と中東、特に湾岸地域の視点から国際情勢を報じる必要があったことを背景に設立された。
「アル・シャルク」はアラビア語で「東」を意味する。「ガルフ・タイムズ」と同じく「Dar Al Sharq」によって運営されている。

3.オンラインメディア

Doha News (ドーハ・ニュース)

2009年に、カタール在住のカナダ人ジャーナリストによってブログとして開設された、カタールの首都ドーハを拠点とするオンラインニュースサイト。従来のカタールメディアが扱わないような、日常生活や社会問題に関するニュースを報じることで、急速に人気を集めた。2016年に同サイトがブロックされるなど、政府との間で摩擦が生じたこともあるが、現在は、カタール政府から正式なライセンスを受けて運営されている。

4.放送局

Al Jazeera Media Network (アルジャジーラ)

1996年にカタール政府によって設立された、世界的に最も有名なニュース放送局の一つ。中東地域において欧米の視点に偏らない報道を提供するという明確な目的を持って設立された。名前の「アルジャジーラ」はアラビア語で「半島」を意味し、アラビア半島から世界に向けて情報を発信するという使命を象徴している。
独立性を主張しているが、運営資金はカタール資金が提供しており、その報道姿勢はしばしば物議を醸している。

QTV (カタール・テレビ)

1970年に設立されたカタールの国営テレビ局(Qatar Television)。カタール政府の情報通信技術省(Ministry of Communications and Information Technology)が管轄している。完全に政府の管理下にあり、「アルジャジーラ」が国際的な視聴者を対象としているのに対し、QTVは主に国内の視聴者をターゲットにしている。