基本情報
основна інформація
首都:キーウ(キエフ)
人口:(2021):4100万人
現在の推定人口:(2025):3800万人
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1.通信社
інформаційне агентство
Ukrinform (ウクルインフォルム)
1918年に樹立された「ウクライナ民主共和国(現在は単に”ウクライナ”」)が創設した「ウクライナ電信局」に始まるウクライナ最古のメディア。「ウクライナ民主共和国」は、樹立後すぐにソ連の影響下に置かれてしまったが、現在のウクライナが正式に自分達の前身としているウクライナ人初の独立国家である。
国際政治や経済の他に、ウクライナ国内の社会問題・犯罪、文化などを中心に扱っている。
英語では「Ukrainian National News Agency(ウクライナ国営通信社)」と書くが、名前の「ウクルインフォルム」はウクライナ語の正式名称「Українське національне інформаційне агентство」を縮めてもじったもの(公式ページでは「ウクルイン」となっているが「ウクリン」と呼んでも間違いではない)。
東欧の大手メディアに限らず、日本語版を併設しているメディア自体稀だが、ウクルインフォルムでは英語やドイツ語、フランス語、スペイン語、ポーランド語に並んで、日本語にも対応している。
UNIAN (ウニアン)
1993年にソ連独立後のウクライナ社会でより広範な情報が求められるようになったことを受けて設立されたウクライナの主要な民間の通信社。
設立の経緯からか、主に政治系の記事を多く扱う「Ukrinform」と比較するとより多彩なジャンルを扱っている。特にテクノロジー関係の記事は豊富で、力を入れているのがうかがえる。
正式には「Українське Незалежне Інформаційне Агентство Новин (ウクライナ独立通信社)」であり、名目上は独立系(政府や政府関連の組織・企業から影響を受けていない)メディアであるが、オルガルヒ(古代ギリシアの寡頭制)と呼ばれる新興財閥を始めめとする一部の巨大企業によるメディア・コントロールがしばしば取り沙汰されるウクライナにおいては、その独立性を巡って度々議論されている。
Interfax-Ukraine (インターファックス・ウクライナ)
ロシアのモスクワに本拠を置き、東欧・北アジア圏でよく知られている経済・ビジネス系の通信社【Interfax】社のウクライナ支社。ウクライナの状況に特化している。
2.新聞社
газета
Gazeta (ハゼータ)
2005年に創刊された全国規模の社会政治新聞。「Gazeta(ハゼータ)」はウクライナ語の「газета」のラテン語表記で「新聞」を意味する(そのまま「ガゼータ」と読んでもよい)。政治不安や国内の分断、政府や資本家によるメディアコントロールに対抗する為、政治的・経済的な独立を目指して設立された。
全体的に全国紙として大衆を意識している面があり、愛国的な論調もやや強い傾向がある。また星占いといったコンテンツもある。
・コメント機能
Den (デン)
「The Day」とも呼ばれる日刊紙。1996年9月11日にラリサ・イヴシナ(Larysa Ivshyna)を編集長として創刊された。イヴシナは現在も編集長を務めており、彼女のリーダーシップが新聞の独立性と方向性を大きく決定付けている。
Fakty i Kommentarii (ファクティ)
1997から創刊が始まった週刊の新聞紙で、、ウクライナでは人気のあるタブロイド紙。名前は「事実とコメント」を意味する。通称は「Fakty(ファクティ)」。
主にスキャンダルや事件報道、市民に取材したコラム記事などを扱っている。
3.オンラインメディア
онлайн-ЗМІ
kyivpost (キエフ・ポスト)
1995年にアメリカ人のジェッド・サンデン氏によってキーウ(キエフ)で創刊されたウクライナで最も古く、最も 影響力のある英字新聞。
元は日刊紙であったが「UNIAN(ウニアン)」と同じく独立性を巡る問題でジャーナリストが全員解雇され、2021年に現在の独立系オンラインメディアとして再出発した。本社はキーウ。
多様な意見記事が特徴的である。
Ukrainska Pravda (ウクライーナ・プラウダ)
2000年に設立されたウクライナで最も影響力がある独立系のオンライン新聞。本社はキーウにある。「UNIAN」に見られる様な政府や財閥(オルガルヒ)などによるメディアコントロールに対抗する先鋒として設立された。
設立者のゲオルギー・ゴンガゼは時の大統領クチマによって殺害されており、暗殺を指示したとみられる録音テープは「カセット・スキャンダル(Melnychenko tapes)」として国際的に大きな注目を集め、一大スキャンダルとなった。
「Pravda」は「真実」を意味する。
・コメント機能
Censor.NET (ツェンゾル・ネット)
2004年に設立された軍事、政治、安全保障関連のニュースに特化した人気のオンラインメディア。名前は英語の「Censor(検閲官)」のウクライナ語読み。名前の通りに分析的な記事が多く、またしばしば物議を醸す様な批判的な意見を提供する。
・コメント機能
Glavcom
2009年に設立されたウクライナ語のニュースサイト。東欧圏全体で比較的知名度があり、ウクライナに関する情報源としてしばしば利用されている。「ウクライナ・メディア・システムズ」というメディア企業が所有・運営している。
NV (エヌブイ)
かつて週刊誌、ラジオ局を運営していた『Novoye Vremya(新しい時代)』というメディアグループが運営していたオンラインニュースサイト(現在は”Media DK”という出版社が運営している)。政治、経済、社会問題に関する分析的なリポートを提供する。
ZN.UA (ズィーエヌ・ドット・ユーエー)
元々は影響力のある政治・社会系週刊紙であったが、現在はオンライン版が主要なプラットフォームとなっている。正式名称は「Dzerkalo Tyzhnia(ジェルカーロ・ティジュニャ)」で、Dzerkaloは「鏡」。またTyzhniaは「週の、週刊の」を意味する。
Hromadske (フロマーズケ)
「市民放送」を意味する独立系の公共メディアプロジェクト。オンラインプラットフォームとテレビチャンネルを通じて、調査報道や社会問題に焦点を当てた番組を提供している。「Hromadske(フロマーズケ)」は英語の「Public(公共の、市民の)」にあたる。
4.放送局
мовлення
Suspilne (スースピリネ )
ウクライナの公共放送の総称で、複数の地域放送局と全国チャンネル(UA:Pershyiなど)から成る。
現在は「統一ニュースマラソン」に参加しつつも、長期的には独立性を確保しようとする動きがある。Suspilneは「公共の」「社会の」といった意味。
※統一ニュースマラソン(Єдині новини)は、2022年のロシアによる本格的な侵攻開始直後から始まった、情報の一元化を目的とする戦時下体制。放送するニュース番組を絞り、ウクライナの主要なテレビ局が交代でその番組を24時間放送する。
1+1 (オーディン・プリュス・オーディン)
ウクライナで最も視聴者数の多い民間テレビチャンネルの一つ。統一ニュースマラソンに参加している。
5.機関誌
журнал
Holos Ukrayiny (ホロス・ウクライーニ)
ウクライナ最高議会(ヴェルホーヴナ・ラーダ)の公式新聞。議会の決定や法律、公式情報などを掲載する。
Holos Ukrayinyは「ウクライナの声」を意味する。
Uryadovy Kur’yer (ウリャードヴィー・クリエル)
ウクライナ政府の公式新聞。政府の決定、法令、公式声明などを掲載している。直訳すると「政府の使者(クーリエ)」。
