基本情報
首都:ニューデリー
人口: 約14億3,700万人(2023年時点)
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1.通信社
PTI (インド通信信託)
1947年に設立されたインド最大の通信社(Press Trust of India)。450社以上のインドの新聞社が所有する非営利的な協同組合として運営されている。本部はニューデリー。英国からの独立を果たした直後に設立され、それまで英国の通信社ロイターの子会社であった「The Associated Press of India」を引き継ぐ形で発足された。
UNI (インド合同通信)
1959年に設立されたインドの代表的な通信社(United News of India)。「PTI」に対抗する第二の通信社の必要性を感じた、当時の西ベンガル州首相であったビダン・チャンドラ・ロイ博士や、各地の有力紙らの主導の下、共同で設立された。運営方式はPTIと同じく共同組合方式だが、近年では財政難に直面しているとされている。
2.新聞社
The Times of India
1838年に創刊されたインドで最も歴史のある日刊の英字新聞。創業の中心となったのは主にイギリス人である。1947年のインドの独立以前は、イギリス人経営者の手によって運営されており、現在はサフ・ジャイン家が所有するThe Times Groupの親会社の傘下にある。英字新聞としては、世界最多の発行部数を誇っている。
The Hindu
1878年に創刊されたインドでも老舗の日刊紙。「The Times of India」が主に大衆向けの幅広い話題をカバーしているのに対して、The Hinduはより、政治、経済、社会問題に焦点を当てている。1995年にインドの新聞社の中では、最も早くオンライン版をスタートさせたことでも知られている。
・ペイウォール:主要な記事は基本的に有料
The Indian Express
1932年にインドの独立運動家P・ヴァラダラージュル・ナイドゥによって創刊されたインドで最も広く読まれている英字の日刊紙。当時のイギリス領インドのマドラスで最初に発行された。後に彼の後を継いだラムナート・ゴエンカによって買収され、インディアン・エクスプレス・グループとなった。ゴエンカは「India Today」誌によって「インドを形作った100人」に選出されている。1991年彼の死後、グループは現在の南の「The New Indian Express」と北の「The Indian Express」に分裂し、「The Indian Express」は現在北インドのみで発行されている。
The New Indian Express
1932年にナイドゥによって創刊された「The Indian Exprss」をルーツとする南インドの英字新聞。1991年ナイドゥを買収し、インディアン・エクスプレス・グループを設立したラムナート・ゴエンカの死後、北インドを「Indian1 Express」、南インドを「The New Indian Express」という形で再出発した。
3.出版社
India Today
1975年に創刊されたインドで最も広く読まれている英語のニュース週刊誌。購読者数は800万人にのぼる。位置づけとしてはアメリカの「Forbes」に近い存在。多くの功績をのこした人物の選出する企画などを行っている。
4.オンラインメディア
Scroll.in
2014年に設立されたインドのデジタルニュースメディア。従来の紙媒体の新聞とは異なり、デジタルファーストのプラットフォームとして設立された。独立したメディアとして、速報性よりも、調査報道と詳細な記事に焦点を当てている。寄付によって運営されている。
The Wire
2015年に設立されたインドの独立系オンラインニュースメディア。「Scroll.in」とよく似た傾向のメディアで、こちらも非営利で運営されている。
5.放送局
AIR
1920年代にラジオ・クラブとしてインドの国営ラジオ放送局。始まったAll India Radio(全インド・ラジオ)。インド独立後(1947年)は、政府の情報・放送省の管轄となり、現在は公共放送機関。インド全土に470以上の放送センターをもち、国土の92%以上、人口の99%以上をカバーしており、世界100ヵ国以上に放送している。公共機関である「Prasar Bharati(プラサール・バーラティ)」の傘下で運営されている。Prasar Bharatiは「インドの放送公社」と言った意味合いで、CEOは大統領によって指名されている。
Doordarshan (ドゥールダルシャン)
「AIR」と同じく、プラサール・バーラティの傘下にある公共のテレビ放送局。公共機関によって運営されているが、国営である為、税金によって賄われている。ただし、収益の一部に広告収入も含めている点で一般的の公共放送とはやや異なる。1959年に実験的に放送を開始し、1965年には毎日放送がスタートした。インド全体に広大なネットワークを持っており、「Doordarshan」はサンスクリット語で「遠くを見る」を意味する。通称「DD」。
