中央アジア ‐ アフガニスタン

基本情報

首都: カブール
人口: 約4,337万人(2024年時点)

1.通信社

Bakhtar News Agency (バフタール通信社)

1939年に設立されたアフガニスタンの国営通信社。同国で最も古く、主要な情報源の一つとされている。9.11(2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ)をきっかけとするアメリカの軍事介入による2001年のタリバン政権崩壊以降、民主的な報道機関としての役割を担っていたが、2021年8月のタリバンによる政権掌握後、現在は再び政府の公式見解や発表を国内外に発信する機関となっている。

Pajhwok Afghan News (パジウォク・アフガン・ニュース)

2004年に設立されたアフガニスタン最大の独立系通信社。政府による検閲や規制によるジャーナリストに対する脅迫や拘束などから、多くの報道機関が多くの閉鎖に追い込まれたりなどしているが、独立した立場でニュースを報道している。アフガニスタンの首都カブールに本部を置き、全国に拠点を持つ。「Pajhwok」はパシュトー語で「反射」を意味し、「真実を反映する」という理念を掲げている。ただし「自己検閲」による自主規制により、必ずしも全てを反映している訳ではない。

Khaama Press (カーマ・プレス)

2010年に設立された独立系通信社。多くのメディアが閉鎖や廃刊に追い込まれる中で、英語でのニュース発信に力を入れることで、国際的な読者のアクセスを促し、影響力を増して行っている。「Khaama」はダーリ語やパシュトゥー語で「ペン」を意味し、報道を通じて情報を伝えるという彼らの使命を象徴していると考えられる。

2.新聞社

AFGHANISTAN TIMES

2005年にアフガニスタンに駐在する国際社会のメンバーに、国内の問題について公平な視点を提供することを目的として創刊された。政治、社会、文化に関する記事を扱い、平和、安定、民主主義の強化を目指す独立したメディアとして運営されていたが、2021年のタリバンによる政権掌握以降、アフガニスタンのメディア環境は壊滅しており、「AFGHANISTAN TIMES」もまた半ば機能停止状態にある。

THE KABUL TIMES

1962年のアフガニスタン政府によって創刊された、同国初の英字日刊紙。創刊以来、その時々の政権の政策を反映する政府系の新聞として機能してきた。そのため、王政時代には王国政府の政策を、後に共産主義政権が誕生するとそのプロパガンダを掲載するなど、政権の変動に応じて報道姿勢も変化させてきた。現在のタリバン政権においても、政府のイデオロギーに沿う形で活動を継続している。

3.オンラインメディア

The Afgan Times

2022年に設立されたタリバン政権下のカブールで活動する独立系のオンライン・ニュースメディア。タリバン政権によって多くの独立系メディアが閉鎖に追い込まれる中で、匿名で活動する勇敢なジャーナリストたちの手によって運営されている。

4.放送局

TOLOnews

2010年にアフガニスタン初の24時間ニュースチャンネルとし設立された。当初から独立系メディアとして、調査報道や批判的な報道を積極的に行い、2021年のタリバン政権以降も独立系メディアとして国内で放送を続けている。しかし、タリバンによる厳しい検閲や規制に直面しており、女性のニュースキャスターが顔を覆うことを義務付けられたり、記者や従業員が拘束されたりする事件が発生している。アフガニスタンの言論の自由を象徴する存在として知られている。「TOLO」は、「夜明け」や「日の出」を意味するペルシャ語。